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剰余価値について
マルクス経済学は労働価値説に立脚する。
産業資本において資本が労働力を用いて商品を生産する過程(生産過程)での労働量は、労働者の生活に必要とする労働(必要労働)と、それを超える剰余労働(不払労働)から構成され、この剰余労働によって生み出された価値が剰余価値である(『資本論』第1部参照)。
利潤は剰余価値のあらわれであり、利子、地代は剰余価値が形を変えたものである。
剰余価値は商品交換(流通過程)によっては生まれない。
なぜなら、流通過程においてどんなに不等価交換が生じたとしても、社会全体の価値総額は常に等価であるからである。
それゆえ、利潤が商品売買の差益から生まれるという議論は誤りである。
それでは剰余価値はいかにして生まれるのか。
労働力はその使用価値そのものが価値を生み出す独特な性質を持つ一商品であり、労働者の肉体に存在している。
労働力商品の価値額はその再生産に必要な労働時間によって規定される。
ところが資本の生産過程において現実に支出された労働量、したがってそれが商品に対象化されたものとしての価値量は、労働力商品の価値量を超過する。この超過分が剰余価値である。
労働者は自己の労働力商品の価値額を超える価値を彼の労働の支出によって生み出すが、資本が労働者に支払うのは労働力商品の価値額に相当する賃金のみであって、労働者が生み出した剰余価値の対価を支払わない。それゆえ以上で見た事態は労働者による資本への不払労働の譲渡に他ならない。これを搾取という。
カール・マルクスは剰余価値(価値)が生産される過程を価値増殖過程と名づけた。
これに対して使用価値が生産される過程を労働過程という。
両過程の統一物として、われわれの目の前に現存しているのは、資本(自己増殖する価値の運動体)の生産過程である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』参照
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